問題プレビューID: 5117f7df

問 21

次の仕様のバックアップシステムにおいて,金曜日に変更されたデータの増分バックアップを取得した直後に磁気ディスクが故障した。修理が完了した後,データを復元するのに必要となる時間は何秒か。ここで,増分バックアップは直前に行ったバックアップとの差分だけをバックアップする方式であり,金曜日に変更されたデータの増分バックアップを取得した磁気テープは取り付けられた状態であって,リストア時には磁気テープを 1 本ごとに取り替える必要がある。また,次の仕様に示された以外の時間は無視する。

〔バックアップシステムの仕様〕

項目内容
バックアップ媒体磁気テープ(各曜日ごとの 7 本を使用)
フルバックアップを行う曜日毎週日曜日
増分バックアップを行う曜日月曜日〜土曜日の毎日
フルバックアップのデータ量100 G バイト
磁気テープからのリストア時間10 秒/G バイト
磁気テープの取替え時間100 秒/本
変更されるデータ量5 G バイト/日
解説

復元に必要なデータ量と,磁気テープの取替え回数をそれぞれ求める。

  • フルバックアップ(日曜日)のデータ量は 100 G バイトなので,そのリストア時間は 100×10=1,000100 \times 10 = 1{,}000 秒である。
  • 増分バックアップは直前のバックアップとの差分だけを取得する。月曜日から金曜日までの 5 日分の変更データをリストアする。1 日当たり 5 G バイトなので 5×5=255 \times 5 = 25 G バイトとなり,そのリストア時間は 25×10=25025 \times 10 = 250 秒である。
  • ここまでのリストア時間は 1,000+250=1,2501{,}000 + 250 = 1{,}250 秒である。
  • リストアに使用する磁気テープは日曜日から金曜日までの 6 本である。金曜日のテープは既に取り付けられた状態であるが,リストアは日曜日のテープから順に行う必要があるため,まず金曜日のテープを取り外し,以降 1 本ずつ取り替えていく。したがって取替えは 6 回必要で,6×100=6006 \times 100 = 600 秒かかる。
  • 合計は 1,250+600=1,8501{,}250 + 600 = 1{,}850 秒となる。

したがって,正解は「エ」である。