問題プレビューID: 798cf6be

問 34

図は NTP による時刻合わせの基本的な仕組みを表している。NTP サーバからの応答には、NTP サーバでの問合せ受信時刻と、応答送信時刻が含まれており、PC は図に示した四つの時刻からサーバ時刻とのずれを計算する。このとき、PC の内部時計は NTP サーバの時計と比べてどれだけずれているか。ここで、伝送遅延は問合せと応答で等しいものとする。また、図中の時刻は、PC と NTP サーバのそれぞれの内部時計の時刻であり、aa:bb:cc.dddddd は aa 時 bb 分 cc.dddddd 秒(dddddd はマイクロ秒)を表す。

解説

PC の内部時計とサーバ時計のずれ(オフセット)は、次の式で求められます。

  • 問合せ送信時刻 T1=0.000100T_1 = 0.000100 秒
  • 問合せ受信時刻 T2=0.000200T_2 = 0.000200 秒
  • 応答送信時刻 T3=0.000400T_3 = 0.000400 秒
  • 応答受信時刻 T4=0.000900T_4 = 0.000900 秒

ずれ=(T2−T1)+(T3−T4)2=(0.000200−0.000100)+(0.000400−0.000900)2=0.000100−0.0005002=−0.000200\text{ずれ} = \frac{(T_2 - T_1) + (T_3 - T_4)}{2} = \frac{(0.000200 - 0.000100) + (0.000400 - 0.000900)}{2} = \frac{0.000100 - 0.000500}{2} = -0.000200

この値は「サーバ時刻 − PC 時刻」を表し、−0.000200-0.000200 秒(−200-200 マイクロ秒)です。つまりサーバの時計は PC の時計より 200 マイクロ秒遅れており、PC の内部時計はサーバの時計より 200 マイクロ秒進んでいます。

したがって、正解は「イ」です。