損益分岐点(売上高 100、費用 100)での各社の固定費は、A 社が 70、B 社が 30 です。損益分岐点では 費用 = 固定費 + 変動費 なので、変動費は A 社が 100−70=30、B 社が 100−30=70 となります。したがって変動費率は A 社が 30÷100=0.3(30%)、B 社が 70% です。
損益分岐点を超えた後は、売上高の増加分に対して変動費率の分だけ費用が増えるため、利益は「売上高 × (1 - 変動費率) - 固定費」で決まります。A 社は B 社より変動費率が小さいので、損益分岐点を超えた等しい売上高では A 社の方が利益が大きくなります。したがって、正解は「イ」です。
- ア: 固定費が少ない方が利益が大きいとしていますが、損益分岐点を超えた後の利益の大小は変動費率に左右されるため誤りです(実際は A 社の方が利益が大きい)。
- ウ: 損益分岐点は等しくても変動費率が異なるため、同じ利益を生み出すのに必要な売上高は両社で等しくなりません。
- エ: 損益分岐点は等しいものの、固定費は A 社 70、B 社 30 で等しくありません。